サイト開発秘話: 2008年5月アーカイブ

④デザイン担当者は事前に確認

 

この時の大きなミスの1つが、事前にイラスト担当者を決めてなかったことです。考えてみれば当たり前の話ですが、イラストは見た目勝負なため力量の差がはっきり分かる分野です。どんな人がイラスト担当するかは、事前に必ず確認しておくべきことです。この点、大変慎重になりました。

 

⑤支払いは作業完了後に

 

支払いを作業後とした場合の大きな強みの1つは、揉めた時に「では、払いません」と言えることです(勿論、無茶な話の場合は裁判ざたになりかねませんが)。この時、先方を信じて先に支払いに応じてしまいましたが、納品条件が全て完了するまでは支払いに応じるべきではありませんでした。こうした詰めの甘さも勉強になりました。

 

このあまりに納得のいかないサイトデザインですが、トップページは8月にリニューアルし、ログイン後のページも081月に全面リニューアルしました。このB社との取引は今振り返っても痛い思い出ですし、最低ランクのデザイン会社でしたが、同時に非常に勉強をさせてもらえた取引でもありました。

言うまでもないことですが、いきなり優良な取引先が見つかる訳ありませんし、取引先とのうまい付き合い方が初めから分かっている訳ではありません。私はこういったことを、痛い思いをしながら一つ一つ勉強していきました。サイトをオープンさせてもうすぐ一年になりますが、あちからこちらに頭を打ちつつ、亀のように前進している毎日です。

そんなこんなで、発注からすでに2ヶ月半が経過しようとしてました(当初の発注予定期間は1ヶ月)。そんなあるとき、B社からもう納品も間際であるから支払いに応じてもらえないかとの打診がありました。実は今回の取引、納品月の月末払いという取り決めにしていたのですが、その時点で5月下旬。これが6月にずれ込むようだと支払いが6月末になるため、先方としても痛手のようでした。

私としても、C社のデザインの出来や対応には不満を持ってましたが、営業代行のB社担当者にはまだ多少の好感を持ってましたから、納品を2回に分けて1回目の納品が終わったところで支払いに応じ、残り納品も先方は速やかに行うとの取り決めをしました(残り分については準備が出来てませんでした)。

 

ところが1回目納品が終わり、当方が支払いを終えても、先方から残りの納品がありません。1週間経っても連絡もないので、また催促するとようやく提出してきました。ところがこの納品物、一部内容が違っていたり、ファイルがごちゃごちゃだったりと、とても誠意のある対応とは思えません。B社担当者から電話の来た際、「いい加減にしてほしい」とこちらが語気を荒げたのをきっかけに、最後は大喧嘩になりました。結局先方が折れて、きちんとした形で納品してきたのですが、最後の最後までストレスの溜まる会社でした。

 

後から振り返っても、このC社はランクとしても最低の会社でした。あとにも先にも、こんなひどい会社はありませんでした。とはいえ、こうしたことからも私は以下のような教訓を得ました。

 

①営業代行の会社を間に入れない

 

本当に良い会社であれば、営業代行の会社に頼まなくても自然と依頼が集まってきます。まして、営業代行の会社が入ると中間マージンを取られるため依頼料が割高になります。その点を学びました。

 

②仕事の依頼は分かりやすい形で

 

この時の失敗の1つが、仕事の依頼を曖昧な形で楽天ビジネスに掲載したことでした。おかげで、入札に参加した会社も少なく、結果B社を選ぶことになりました。この後、仕事の依頼は分かりやすいよう心かげるようになりました。

 

③営業担当者の印象をアテにしない

 

B社担当者は、初回に打ち合わせで会った時は感じのよい方でした。しかし実際に仕事をしてみると、いい加減な所が散々目に付くようになりました。私の人を見る目なんて、そんなものです。それ以来、お会いする営業担当者の印象がよくても、あまり信用しないようになりました。

 

(次回に続きます)

ロゴの作成とメニューボタンの素案作成までは早かったのですが、トップページのデザインが中々上がってきません。3週間経っても音沙汰もないので、こちらからC社に催促しました。それから一週間経っても連絡もなく(この時点で、締め切りの1ヵ月を経過してました)、B社担当者から「さすがにひどすぎますね。こちらから連絡してみます」とのことで、B社から催促をかけてもらいました。正直この頃には、仕事の出来が遅いC社に加えて、B社にも不信感を持ち始めてました。なぜなら、間に立つB社がきちんとスケジュール管理をしていれば、遅れそうです位の連絡はできるはずだからです。

 

ここから更に2週間ほど遅れて、ようやくトップページの素案が出来上がりました。その出来たるや、以前も書きました通りヒドイものでした。時間をかけて良いものが出来上がるならまだ納得できまずが、その見た目たるや素人が作ったのかと勘違いする程でした。とはいえ、今更取引を打ち切ることもできませんし、与えられた状況で最善を尽くそうと腹を括りました。ひどいイラストではありましたが、どうすれば見栄えがよくなるかを考え、その注文を出して修正させました。このC社担当者がレスの遅い人で、この修正にも時間がかかりました。

こんなデザイン力ですから、お願いしていた人物イラストも惨たんたるものでした。こちらはその後も、1回も使わずじまいでした。

 

残りのサイト色合いも、提出に随分時間がかかりました。そもそもデフォルトのOpenPNEでは、サイトの色合いを管理画面上から設定することができ、新たにhtmlcssを制作する必要はありません。極端な話、色合いだけを考えればよい仕事ですのに、これにすら随分と時間をかけられました。その上、出来上がった色合いを確認してみると、利用者としてとても見づらい色合いで、自身で確認したとはとても思えません。まるで、ダーツ投げで当たった色を適当に提出したという感じでした。結局色合いは、私自身が選択することにしました。

 

 

(次回に続きます)

お会いしたB社担当者の人は、30歳前の比較的若い方でした。以前は別の業界で働いていたそうですが、今はネット業界に身を置いてるとのこと。今まで会ったどの担当者よりも印象が良く、またネット業界にも詳しい様子でした(実際はそうでもなかったのかもですが、当時は私も勉強・経験不足でした)。その後、楽天ビジネスでもロクな会社がエントリーしてこなかったこともあり、細かい取り決めもせずに早々にB社に決めてしまいました。実際にはB社はデザイン会社ではなく営業代行の会社でしたのですが、それに気づいたのもしばらく経ってからでした。これも失敗でした。

 

当初、サイトトップページのデザインをイラストにするか写真にするか決めていなかったのですが、この担当者の薦めもありイラストにしました。「イラストの方が暖かみがある」というのです。このアドバイスそのものは、別に間違ってないと思います。ただし1つ前提条件があって、イラストの技術が一定レベル以上であるならです。後で知ることになるのですが、本件を担当したデザイン会社C社のレベルは最低で、素人が作ったのではないかと勘ぐりたくなるほどでした。こうなると知っていれば決してイラストを選びませんでしたが、これも発注当初は知る余地もありません。

 

最初にB社・C社(以後、まとめてB社)を疑い出したのは、実際に作業内容を詰めている時でした。OpenPNEでサイトを制作すると最初に申し伝えてあったのに、OpenPNEのことを少しも知らない様子なのです。尤も、自分の知らない分野でもまず引き受けて、その後で勉強するというのはこの業界ではよくある話らしいのですが。加えて、私にも少しは責任があって、OpenPNEのデザインを替えるにはどこを設定すればよいのか、どの程度のデザイン変更が可能なのかをロクに調べていなかったのです。色々調べていく内に、OpenPNEのデザインはサイトを一から作るようなものではなく、パーツを組み込んでいくようなイメージだと分かりました。

 

その為私は、以下の4点をB社にお願いすることにしました。サイトロゴ、トップページ、メニューボタンとサイト色合い、人物イラストです。制作期間は1ヶ月です。サイトロゴは早々に出来上がったので、残りもすぐに出来上がると当初は考えていました。ところがこれが、とんでもない勘違いだと知らされることになります。

 

(次回に続きます)

以前に引き続き、当サイトの立ち上げ秘話を紹介したいと思います。前回は当サイトのシステムを担当したA社の話でしたが、今回は初期の当サイトデザインを担当したB社の話です。

 

そもそも、サイトの企画段階ではシステム会社とデザイン会社を分けようという発想はありませんでした。ところがシステム会社選びのため複数の会社担当者と面談している際、ある一社から「デザインにこだわるなら、デザイン会社は別に選んだ方がよい」とアドバイスを受けました。確かに女性向けサイトでは、見た目も重要視されます。今から振り返ると、そのアドバイスにも一理はあります。各社とも得意分野というものがあり、システム会社のサイトデザインは機械的・無機質な外観になりがちだからです。

しかしその一方、このアドバイスは結構「微妙な」アドバイスでもあるのです。何がどう微妙であるかは後に明らかになるのですが、その時は深く考えずにデザイン会社を探し始めました。

 

とはいうものの、デザイン会社にアテなどあるはずもありません。ということで頼ったのは、また楽天ビジネスでした。サイトデザインに関する依頼の仕方もよく心得てなかった私は、OpenPNEを基にしたサイトであること、女性向けのサイトであること、サイト外観・サイト内を全般的にお願いしたいことなどを大雑把に載せておきました。実はこれが大きな失敗の1つ目なのですが、それは改めて説明します。

依頼を載せると、早速手を挙げた会社がありました。これが後にトラブルと起すことになるB社だったのですが、当時は知る由もありません。早速面談の約束をして、会うことになりました。

 

(次回に続きます)